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特別な日を、家族で祝うということ
うさこちゃんのたんじょうび(1982)
ディック・ブルーナ 文・絵
いしいももこ 訳
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からだをきれいにきれいに洗って、お気に入りのかわいい花柄のワンピースを着るうさこちゃん。
何日も前から今日という日をわくわくしながら待っていたに違いありません。
「だって きょうは うさこちゃんの たんじょうび だったんですよ」 |

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素敵にワンピースを着こなしたうさこちゃんのところには、おとうさん、おかあさん、たくさんのお友だちに、おじいちゃんとおばあちゃんがお祝いにやってきます。
ほら、おすまし顔でお友だちと握手しているうさこちゃんをみてくださいな。 |

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「たんじょうび おめでとう!」
うさこちゃんはこたえます。 「ありがとう。 きょうは あたしの うれしいひ」 小さな子どもにとって、誕生日がどんなに特別な日なのかが伝わってきます。 個人的に一番好きなシーンは、うさこちゃんがきれいなお花で飾られた自分のいすを見つけるところ。 「あのはな あたしのふくのと おんなじよ。かあさん どうして わかったの?」 ほら見てください、いすを飾る花はうさこちゃんの大好きなワンピースの絵柄と同じ! |

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おじいちゃんとおばあちゃんがくれたプレゼント、
くまのぬいぐるみのおはなしは、またいずれ。 さてさて、今年のお子さまや大切な人の誕生日、どう祝いますか? |

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小さなことなのかもしれませんが、とうさん、かあさんが、日々のうさこちゃんをきちんと見守っていて、何が大好きかを知っている。
そしてその愛情がじんわり静かにうさこちゃんに伝わっている感じがとても良いなあと思うのです。 誕生日は、祝われる子どもはもちろんのこと、祝う大人にとっても、それぞれの愛情を伝え合うことができる大事な日。 そんな当たり前のことに気づかせてくれます。 誕生日、当日に読んであげるもよし。誕生日の数日前から一緒に読んで、誕生日までのわくわくを親子で共有するもよし。友人の子どもはまだ幼くて、誕生日の意味はわかっていなかったらしいのですが、この絵本を読んであげることで、誕生日がみんなが遊びにきて、プレゼントがもらえて、ごちそうが食べられるとっても「うれしいひ」であることだけはわかったみたいと言っていました。 |
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