
幸せのつながりを教えてくれる人たち



おばあちゃんは、編み物が上手です。うさこちゃんは、
おばあちゃんの手をよくみて、編み物を教えてもらいます。
うさこちゃんは、教えてもらいながら、
はじめての編み物で、おばあちゃんのしょーるを編みます。
おばあちゃんは大喜び。
「まあ、きれい。 よくできたこと。 それに たっぷりしていて
あたたかい。 おまけに わたしのだいすきな あかいいろ」
うさこちゃんとおばあちゃんの好きな色が、同じという設定。作者ブルーナ氏に心憎さを感じます。おじいちゃんが、
うさこちゃんの好きな色を知っているのと同じように、うさこちゃんがおばあちゃんの好きな色を知っているという、
小さな幸せのつながり。
小さな子どもにとって、大好きな人と好きなものが同じということが、
とっても嬉しいことだということをブルーナ氏はちゃんと知っているように思うのです。
そしてなにより、誰かに何かをしてもらうことも嬉しいけれど、誰かに何かをしてあげることの喜びが、
小さな子どもの中にもちゃんとあることを、
うさこちゃんのおじいちゃんとおばあちゃんは、こっそり読者に教えてくれているのではないでしょうか?

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