
どっちがうさこちゃん?
幼い子どもにとって、友だちの家でのお泊まり会や、お誕生日会はとにかく一大イベント。特に、お泊まり会は、楽しみな反面、お母さんやお父さんと離れることへの不安が頭をもたげたり…。今回のお話では、うさこちゃんが友だちの家でのおとまりにはじめて挑戦します。


バスに乗って、友だちの家についたうさこちゃん。最初にしたことは何だと思いますか?
「ふたりは まず ながいこと おしゃべりをしました。」だって、うさこちゃんは女の子なんですもの。あえて、この描写がはいっているところをみると、ブルーナさんは女の子がおしゃべりが大好きなことをちゃんと知っているようです。


お話をとおして、うさこちゃんと友だちがとっても仲良しなことが伝わってきます。そして、うさこちゃんはすごいなあと私は思います。私のはじめてのお泊まりは、夜中にべそをかいて、お父さんに自転車で迎えにきてもらったからです。幼稚園や保育園の一泊行事なんかの前に、親子で一緒に読んでみるのもよいかもしれませんね。
※1
ブックデザイナーの祖父江慎氏は、『美術手帖(美術出版社)』2010年4月号の中で、
この見分けがつかない表現について、こんなコメントをしています。
「服の色を変えるだけで、うさこちゃんが別の子に見えるでしょ?
色ひとつでどうとでもなってしまう。それくらい微妙なアイデンティティーが面白いの。」
みなさんはどう思われますか?
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